日本残酷物語
先週大学院の同期と会ったときにでた話し。
その人とは、院からしばらく続けていた「ドクショカイ」なるもので一緒だったんだけど、
そのドクショカイにアドバイザーとして参加してくれていた元大学教授のかいた本の中にでてくる、岡本太郎の文章がこの「日本残酷物語」を読んでみようと思ったきっかけ、ってその人がいってたのがぼくが読むきっかけ。
確かに面白いはおもしろいんだけど、書き手がいっぱいいてその人人のクセがあるから、まとめてどうのとは云いにくい。つまんないのもあるし。戦国時代の武将が出てくる章は、なんだかなあ、ってかんじ。おもわずドキッとする描写にも出会わなかった。(それは、著者たちが口伝を文章に起こしたっていう、そこにあったはずの事実を重視してるからかなあ。贔屓目にみて。)
あと、なんで「残酷」なんてつけたんだろう。審美的にはすっごく美しいのも恐ろしい(グロテスクとか)なのも、おなじ平面上にあるはずなんだけど、そうすると、「残酷」っていう眼でみれるのは、いたって平凡な出来事だとしかいえない。
人が生きて、死んでいった事を、今(この当時の今って、2007年からみれば40年近く前だけど)にいたって残酷だっていえる気が知れない。せめて哀れ惨めでしょ。
哀れ惨めは今の自分の生活とかからみて相対的であるはずだけど、残酷っていうのは「人はこうあるべきだ、こう生きる権利がある」とかいう、なんか絶対基底的に規定されたものから見ているから。零度のエクリチュールなんて、そこにはない。



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